デイトレの落とし穴
株の世界同時安から立ち直りをみせている東京株式市場ですが、この様な相場つきになると自分も乗り遅れてはならないとばかり、大きく値を飛ばした銘柄に飛び乗っていく投資家が多く見られます・・・。
ご本人にすれば、動きの良い銘柄にのって少しでも短期で大きな利益を目指そうとするのは、投資家として当たり前の行動です。
飛び乗りは確かに危険な行為であることに違いはありませんが、投資家として誤った投資行動なのでしょうか。
利益を得る為の行動である以上、一概に誤った行動であると責められるものではないと思います。
要はその運用の仕方で大きな利益にもなり、反対に大きな損失にもなるのです。
特に、デイトレのテクニックとして新高値銘柄を狙って、上昇の勢いのある銘柄に買いを入れるのは一つの方法です。
実際このデイトレの方法で稼いでいる投資家もいます。
しかし、この方法はとても高度なテクニックなので、スキルをマスターしていない方が実践することはとても危険です。
デイトレを奨励するわけではありませんが、このような銘柄に飛び乗って成功するには、買いのスピードの掌握、値動き、等をリアルタイムで見ながら判定を下さなくてはなりません。
そこで、ザラバ中に値動きを見ていられない方は、日足のチャートに頼るしか方法がありません。
ここで大切なのは、とても単純なことですが、けっして見くびってはいけないシグナルを見落とさないことです。
もしかして、バカにするなと言われるかもしれませんが、「上髭の長い足」が示現したら手仕舞いして少ない利益でも確実にものにすることです。
もし、「上髭の長い陰線」で前日終値よりも安く引けたら、目先この相場は終わったと理解して次の銘柄に乗り換えた方がぶなんです。
上髭の長さに気を付けましょう!
株相場を占う上で
週明けの東京株式市場は、日経平均で265.40円高の大幅高で第一関門通過です。
19日の日経平均の動きを追って見ますと、朝方寄付き一番では30.16円安で寄付き月曜日とはいえ、少々ぼけた相場展開でしたが、徐々に上値を取る展開からアジア市場の大幅高も好感され、後場は、200円高を挟んで推移し大引けにかけては一段高で引けました。
この日の注目は何といっても、14日の大幅下落後の高値16942円を実体で抜いてきたことです。
14日以後の日経平均のザラバ高値は先程も言及しましたが、15日のザラバ高値16942円でした。
19日の日経平均はその15日の高値を実体(終値)で抜いてきたことに大きな意味があります。
チャートの形は、ほぼ包み陽線で前3日分を19日の1日分でクリアーしたことになり、これはチャーチストからすれば強烈な買い陽線ということになります。
ところで、14日に500円以上の大幅安を演じた際に、217円ほどの下マドを空けています。
前回の3月5日の世界同時株安の際も、大きな下マドを空けましたがこの時は、12日のリバウンドの過程でマド埋めを完了していますが、今回、14日のマド埋めを実現しますと、前回のマド埋めとは意味が異なってきます。
それは、今回の反騰は5日のザラバ安値16533円を下回らずに上昇を始めたということです。
マド埋め完了後、更に、前回リバウウンド(12日)の高値17325円を実体で(上髭でも)抜いてくることで、今回の世界同時株安の後遺症から完全に脱却できたという証になるわけです。
ところで、19日はもう一つ強気の分析がでています。
それは、超短期ですが、上値抵抗線を陽線の実体が抜いてきている点です。
このことも、今後の相場を占う上で特筆すべき点と心得ます。
さて、今後の相場!
吉とでるか凶とでるか楽しみです。
株で儲かる条件
株を始める上で、誰もが株で儲かる条件を捜してみたいと思います。
裏を返せば、もし条件が反対ならば「誰もが株で儲からない条件」も理解できることになります・・・。
株で誰もが儲かるためには、「相場全体が上昇」しなければなりません。
どんな銘柄を買っても(どんな銘柄を持っていても)上昇率は差異があってもすべての銘柄が上がる状態です。
まず、大幅減益、倒産、上場廃止、天井買い、等々、不測の事態が無い限り本当に平凡な銘柄でも、全体の相場が上昇基調にある時はあがります。
それでは、「その条件」はなんでしょうか。
そこでチョット見方を変えてニュ-ヨークの市場規模を見てみますと、だいたい時価総額で4,000兆円です。
それでは、わが東京は幾らかと申しますと、残念ながらとてもニューヨークには足元にも及ばない、約十分の一の500兆円です。
もし、ニューヨークの投資家が、彼等の投資資産の一割を東京に振り向けたらどうなるでしょうか?
たった一割でもニュ-ヨークから東京の時価総額と同じ400兆円が流入してくることになるのです。
これは、大変なことです。
この様なことが起れば、少なくとも、東京は70~80%株価が暴騰するでしょう。
みんな含み益を抱えてお祭りになってしまいます。
ところで、現在の東京株式市場から外人が資金を引き上げたらどうでしょうか、全く反対の状態がおきることになります。
株式投資で、貴方が一番注意を払わなければいけないのは、外人の動きを常にチェックしていく姿勢といえます。
具体的には「週単位での外人投資家の買い越し額」「外国証券の寄付前の注文状況」のチェック、更にきめ細かく分析するには、外人の動向だけでなく東証全体の時価総額にも心を配ると良いとおもいます。
外人その他の資金が、市場に流入してきているか逃げ出しているかの判定で、一番良いのは「日経平均」や「TOPIX」よりも、「日々の売買高概算で売買代金概算を除した指数」の増減変化のチェックかもしれません。
貴方も研究してみては如何ですか!
株と需要・供給
投資家の多くは、目先の出来高やゴールデンクロスなどのテクニカルの変化には敏感ですが、需給面の変化には案外鈍感なことが多いようです。
増資や自社株買いと聞いて貴方はどのように感じますか。
他にも需給に影響を与える信用残などにも注意を払って見ると、また違った側面が見えてくるはずです・・・。
会社が増資をするには、その裏付けとなる利益準備金や資本剰余金などの原資が必要です。
しかし、増資をするということは、新たに株式を発行することを意味する訳ですから、発行済み株式数は多くなることを意味します。
その他、第三者割当による増資でも、市場より高い株価で引き受けてもらうのであれば良いのですが、それでも最終的には株数が多くなることに変わりはありません。
需要と供給の関係から供給が多ければ価格が下がるのは当然のことです。
反対に、自社株買いは市場に出回っている株が吸い上げられるので、浮動株は減少します。
株価には良い影響をもたらすことは言うまでもありませんが、
償却を伴う自社株買いであれば実質一株株主資本の増大につながります。
これは長中期的に見れば、株価上昇要因になります。
更に、信用の買い残、売り残の増加にも注目しましょう。
信用残は将来の反対売買の圧力となります。
毎週木曜日に発表される信用残の変化にも注意していくと、思わぬお宝銘柄を発掘できるかもしれませんよ!
株と動きの傾向
東証1部の住友金属鉱山は日本を代表する「産金株」として有名です。
最近こそボックス圏で動いていますが、チャートをご覧になるとお分かりのとおり、2004年1月から2005年8月まで800円を挟むボックス圏で推移していたこの銘柄は、金の国際商品価格が高騰したことをうけて、1790円高値をつけたことは、記憶に新しいところです。
この動きの裏には、商品市況の「金」価格の騰勢が大きな影響を与えている訳ですが、この金価格の軌跡を追って見ますと、2000年10月の1オンス260ドル前後を底に最近まで一貫して上げ続け、ついに1オンス500ドルの大台に乗せたこともありました。
原油相場も同様のことがいえますが、東京株式市場と類似して商品市況でも資金の循環物色が旺盛なようです。
当然、原油市場で潤った「オイルマネー」は以前お話しました「強いドル」で相対的に割安な日本株を力ずくで買ってくるわけですから、東京市場が騰勢にあることも頷けます。
このような流れから、素材市況の高騰は住友金属鉱山のような個別銘柄を買う口実を与えながら、中長期的に全体の銘柄の水準訂正が更に顕著になってきたわけです。
裁定買い残が、5兆円と積みあがっていることから、目先調整局面もありましょうが、多少、短期の調整があっても、ロングで見れば日本株の上昇はまだ道半ばというところでしょう。
流れには逆らわずに、商品市況も参考にされながら投資にのぞむことを、一つのスキルとして、念頭において売買されると思わぬ良い結果が得られることでしょう!