株と需要・供給

投資家の多くは、目先の出来高やゴールデンクロスなどのテクニカルの変化には敏感ですが、需給面の変化には案外鈍感なことが多いようです。
増資や自社株買いと聞いて貴方はどのように感じますか。
他にも需給に影響を与える信用残などにも注意を払って見ると、また違った側面が見えてくるはずです・・・。
会社が増資をするには、その裏付けとなる利益準備金や資本剰余金などの原資が必要です。
しかし、増資をするということは、新たに株式を発行することを意味する訳ですから、発行済み株式数は多くなることを意味します。
その他、第三者割当による増資でも、市場より高い株価で引き受けてもらうのであれば良いのですが、それでも最終的には株数が多くなることに変わりはありません。
需要と供給の関係から供給が多ければ価格が下がるのは当然のことです。
反対に、自社株買いは市場に出回っている株が吸い上げられるので、浮動株は減少します。
株価には良い影響をもたらすことは言うまでもありませんが、
償却を伴う自社株買いであれば実質一株株主資本の増大につながります。
これは長中期的に見れば、株価上昇要因になります。
更に、信用の買い残、売り残の増加にも注目しましょう。
信用残は将来の反対売買の圧力となります。
毎週木曜日に発表される信用残の変化にも注意していくと、思わぬお宝銘柄を発掘できるかもしれませんよ!

株と動きの傾向

東証1部の住友金属鉱山は日本を代表する「産金株」として有名です。
最近こそボックス圏で動いていますが、チャートをご覧になるとお分かりのとおり、2004年1月から2005年8月まで800円を挟むボックス圏で推移していたこの銘柄は、金の国際商品価格が高騰したことをうけて、1790円高値をつけたことは、記憶に新しいところです。
この動きの裏には、商品市況の「金」価格の騰勢が大きな影響を与えている訳ですが、この金価格の軌跡を追って見ますと、2000年10月の1オンス260ドル前後を底に最近まで一貫して上げ続け、ついに1オンス500ドルの大台に乗せたこともありました。
原油相場も同様のことがいえますが、東京株式市場と類似して商品市況でも資金の循環物色が旺盛なようです。
当然、原油市場で潤った「オイルマネー」は以前お話しました「強いドル」で相対的に割安な日本株を力ずくで買ってくるわけですから、東京市場が騰勢にあることも頷けます。
このような流れから、素材市況の高騰は住友金属鉱山のような個別銘柄を買う口実を与えながら、中長期的に全体の銘柄の水準訂正が更に顕著になってきたわけです。
裁定買い残が、5兆円と積みあがっていることから、目先調整局面もありましょうが、多少、短期の調整があっても、ロングで見れば日本株の上昇はまだ道半ばというところでしょう。
流れには逆らわずに、商品市況も参考にされながら投資にのぞむことを、一つのスキルとして、念頭において売買されると思わぬ良い結果が得られることでしょう!

株と相場

1-73 2-55 3-60 4-69 5-48 6-64 7-52 8-56 9-41 10-53 11-55 12-58これ、引き算ではありません。
一つ一つの数字が意味を持っています。
数字の羅列だけで何がなんだか分からない?
それはとても正常な方です!
「早くモッタイブラナイデ答えを言えよ」「ハイ、解りました」・・・。
この数字の「 ― 」の左側の数字は「月」を表しています。
また、右側の数字は「百分率」を表しています。
何の百分率かと申しますと・・・。
過去、約50年間の月々の相場「騰落率」です。
もうお分かりと思いますが;1―73は過去約50年間の1月相場が上昇した年が73%ありました、という意味です。
同様に、2月が55%、3月は60%・・・という統計になっています。
もう、鋭い貴方ならお分かりですよね!
この月の上昇率の傾向を読みとって投資(株式の売買)に利用できないかということです。
例えば、9月から12月は、株が下げる傾向にありますから、「下がったところを買っておいて、1月の高くなったところで利食う」という戦法が、確率で考えれば有利なわけです。
同じく2月(又は3月)買いの4月売りなども有効ですし、9月は41%と売られる月なのでここを利用しても良いでしょう。
こんなところにも儲けの種はころがっているのですね!
貴方も利用しては如何ですか!

株価水準の物差し

現在の株価水準が、高いのか安いのか(買える水準か、否か)解かると便利です。
そこで、一応の指針となる基準が欲しいところです。
今日ご紹介します方法は先日ご紹介いたしました一株株主資本ではなく、PERに、ある条件を加味して判定すれば確率がだんぜん高くなるというお話しです。
ご存知PERは「現在の株価÷一株益」で計算できます。
この指標の意味するところは、現時点で買った場合は、一株益がこのまま同じで継続した場合は、何年で投資資金を回収できるかということの判定に使えます。
従って、現在の株価が安くなるか、一株益が多くなるか、その双方が同時に実現できるかで、割安株になるわけです。
しかし、株価が高騰して来ますと、PERの倍率はドンドン高くなっていきます。
他にも、買いたい優良株は普段でも倍率が高い銘柄が多いのですから余計買える銘柄が少なくなってしまいます。
そこで、このPERにもう一つ、ある条件を加えて見ましょう。
それは、その企業(銘柄)の成長率でPERを割ることによってPERの精度を高める方法です。
ところで、成長率の計算方法ですが、一番一般的には、過去3~5年の経常利益率の平均と現在(来期)の経常利益率を比較して算出します。
過去の平均が20%で、現在も20%でしたら成長率は20%です。
もし、現在が15%でしたら15%を使います。
そこで、「PER ÷ 成長率」で計算しますと「指数」を求めることができますが、この指数を「PEGレシオ」と呼びます。
この「PEGレシオ」が1以下の時は割安株、1~2は中立、2以上は割高というのが一般的な判定法となります。
貴方も、割安株を見つけるには、この方法をご利用なさると好結果につながるかも。

外人投資家の売買状況

外人投資家の売買状況に常に注意を払っておくことが大切ですと言いつづけております。
特に寄り付き前の外国証券経由の注文動向は、相場の傾向を占う上では非常に参考になります。
そこで、何とかこの外人の鼻をあかして彼等だけに儲けさせるのではなく、私たちも儲けましょうというお話しです・・・。
そのためには「敵を知り、己を知れば、百戦して百戦危うからず」という孫子の兵法にならって、外人投資家の習性を逆手にとって先回りの戦法をとらなければなりません。
そこで外人投資家の具体的な行動パターンを分析してみましょう。
1.外人の年度末は12月。
クリスマス休暇やその前には買い手控えがおきやすい。
2.8月も長期の夏休みをとるため外人の売買が細る傾向が強い。
3.今後円高に振れそうな時は、日本株買いは外人にとって魅力的4.ニューヨークダウの上下に日本株はさや寄せする傾向が強い。
5.原油高で潤った余剰資金の買いがはいる。
などの傾向があります。
そして、持合い低迷相場のある時点から、急激に外人の買いが活発になって上値取りが始まります。
この上値取りが始まる前に、私たちは彼等の売買が細って株価が低迷している時を狙ってタイミング良く仕込むことが大切です。
先回りこそ利益に預かれるということを肝に命じて行動しましょう。
外人に負けるな!

銘柄の一本釣りテクニック

裁定残の積み上げが史上最大となっている昨今の東京市場ですが、市場全体は調整色が強くなっております。
SQ後の市場に期待したいところです。
それでも個別の銘柄を見ますと大きく値を飛ばしている銘柄はたくさんあります。
こんな時こそ個別銘柄の一本釣りを狙うことが投資パフォーマンスの向上につながります。
今日は、簡単にできる急騰銘柄の一本釣りテクニックをご紹介しましょう・・・。
簡単に急騰の兆候を掴むには、もう活用されている方もいらっしゃるかもしれませんが、一番単純な方法があります。
それは、「値上り率上位銘柄」を利用して動意づいている銘柄を探し出すという、とてもシンプルな方法を活用することです。
ここで一番気を付けなければならないのは、天井圏にさしかかっている銘柄は、絶対に買わないということです。
この「値上り率上位銘柄」の中には、ようやく煮詰まってきて、これから急騰トレンドに入っていく銘柄と、もう上昇終盤を迎え誰が「ババ」を掴むかという危険な銘柄が混在しています。
そこで、貴方は「値上り率上位50傑」くらいまでの銘柄の中から、鎌首をもたげてきた銘柄を探しだしてください。
この検索は、たぶん貴方が口座をお持ちの、証券会社のHPサービスに付随しているはずです。
ここまでヒントを差し上げましたので「値上り率上位」の銘柄の中から、ご自分で「お宝銘柄」を探すことにチョコット努力すれば、大きな利益にありつけるわけです!
ご自分の儲けのためです。
頑張って探しましょう!

株価の移動平均線

移動平均線を上手に利用すると投資パフォーマンスは上がります。
移動平均は日数の設定が重要ですが、中長期の投資スタンスにマッチした日数を設定することを心掛けてください。
その上で株価の変化との相関関係を検証してみると高い利益を実現できます・・・。
中長期の期間設定をすることは、株価が毎日変化して上か下か惑わされることが多い中、上昇中なのか下降中なのかを判定できることで、買っていいのか売りなのかの判定ができます。
勿論、移動平均線は株価の遅行指標ですから、株価の後追いになります。
そこで、色々な株価理論と組みあわせて使うことも考えてみましょう。
例えば、波動理論でポピュラーなエリオットと組みあわせると、移動平均が上昇中であれば、エリオット第一波動が押し目から第二波動に乗り始めた時に買いに入れば確実に儲かります。
ここでは、貴方の売買のヒントにつながる、買いシグナルの一部をご紹介しておきます。
この判定法を貴方なりに応用してみてください。
(A)下降中又は横ばいの移動平均線を株価が一旦上に抜け、押し目をつくってから前の波動の安値を下回らずに上昇し始めた瞬間に買いにはいる。
(B)移動平均線が上昇中で、株価が下がるか横ばいで移動平均線に接するか、少し下回ってから反騰し始めた時買いにはいる。
その他にも色々考えられます。
貴方の自主ルールを考えて大いに儲けてください。